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愛犬から考える死の準備教育について

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15年の長い間、一緒に過ごしてきた愛犬が逝ってしまってから、今日で49日。
元々、1年ぐらいの寝たきり生活をしていた愛犬だったので、少しずつ、しかし確実に死へ向かっているのを実感としてありました。永眠してから、しばらくペットロス状態になった期間から普段の日常レベルの生活に戻るには人それぞれでしょう。

でも、僕の場合は、どこか”死への準備”をずっと考えていた気がしました。
愛犬が教えてくれたことは、改めて自分に問う、生への考え方。

死を考えることは、生を考えること。
哲学思考に陥るテーマではあるけど、実際はシンプルでもある。

残しておきたい備忘録として、記しておきます。

人間社会と動物との繋がり

この49日の区切りは、私達人間社会による、勝手な区切りではあるけれど、こと、ペットとなると話は別になるかもしれない。ペットロスに関するお話は、昨今のペット事情や家族同然で犬や猫と過ごす人達が増えたこともあって、随分理解は進んでいるように感じるけど、実際はどうなんだろうか。ただ、どこか儀式としての区切りを付けることが、ペットロスを回復するには大事なこととして、読み漁った書籍では記してありました。

これまでも、犬や猫を飼ってきた期間がその都度ありましたが、15年という長期間は最長だったのではないか、と後で家族と話す機会もありました。15年ともなると、人間に換算すると、80手前。(※中型犬、大型犬でも変わるみたいです)

小さい頃から観てきた1頭だったので、長生きしてくれたと思いたいものです。

参考:犬の年齢の換算早見表 – 老犬と暮らす
犬の年齢の換算早見表 – 老犬と暮らす

ペットロスと死の準備教育

病弱になっていた愛犬は実家で過ごしていたこともあって、僕自身は実家からの連絡で「(もう命が)危ない」と聞かされ、慌てて帰ったその日の夜、僕の帰りを待ってたかのように、少し元気を取り戻してくれました。残念ながら、その2日後に永眠してしまったのですが、最後のお別れとして待っていてくれていたんだな、と、後になって思いました。

いくら”死の準備”を考えていても、いざ別れを体験してしまうことは、現実的に悲しい事です。
しばらく僕は、ペットロスに陥っていました。

そこから、ふと思い出したのが、「死の準備教育」というキーワードです。

死の準備教育 – Wikipedia

実はこの言葉自体を知ったのは、近年になってから。
でも、概念自体は、おそらくWikipediaでも参考フィクション作品として取り上げているサッカー漫画「シュート!」、「僕の生きる道」などで理解はしていた気がします。

ここ数年では、「エンディングノート」などが思い当たりますが、少し意味合いが変わるかもしれません。

当たり前は当たり前ではない

毎日を平和に過ごせている日常には「死」を考えるきっかけはほとんどありません。
明日はあるものだと当然のように思っているからです。

だからこそ、こういう機会でないと真っ直ぐに考える事はないだろうと思ったこともあり、個人的に備忘録として記しておきたく思いました。最後に、ペットロス関連で有名な、「虹の橋」について。

こちらは、リンクだけを貼っておきます。

虹の橋 (詩)
虹の橋 (詩)


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